2002年11月30日

文章修業

最近2本の原稿を書き上げてみて感じたが、自分で自分の悪文につくづく辟易してしまった。

なんでこんなに読みづらい文章になってしまうのか、どうしたら良い文章が書けるのか、このさい考えてみる。

今はどういう書き方をしているのかというと、まず、想念のかたまりをワッと一気に書きなぐる。それからカーソルを行き来させ、まるでパズルをはめこむようにあちこち語句をつぎたしていく。さらに文の前後を入れ替えて筋立てをはっきりさせていく。およそこういうやり方だ。

それでできあがった文章を読むと、どうにも読みづらい。一文読み終えないうちに脳みそが酸欠を起こしそうだ。

どんな改善法が考えられるか。

ひとつには、声に出して読む、じゃないけれども、話すように書く、という方法があるだろう。(1)頭のなかで音読しながら書く、のと、(2)書いてから話し口調に整える、という2とおりのアプローチが考えられる。

(1)はもともと話し下手なので、なかなかできそうにない。それに書くスピードが追いつかずにイライラするだろう。できるとしたら(2)のほうだ。

かつてフライデーに連載されていた勝谷誠彦氏の食い物記事や、京極夏彦氏の又市シリーズのような七五調は、本当に読んでいて気持ちが良い。全編七五調の学術論文に一度挑戦してみようかな。

Posted by Hiroyuki KUROSAKI at 2002年11月30日 22:37 このエントリーを含むはてなブックマーク
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