ザウルスのカレンダーの内容を Emacs の Calendar/Diary に表示。
(ToDoには未対応)
他に必要なもの
ZiCal (ザウルスにインストールし、USBでPCとネットワーク接続ができる状態)
http://noir.s7.xrea.com/archives/000059.html
curl または wget (デフォルトでは curl を使用)
Emacs 20.7 以降
icalendar.el (Ulf Jasper 氏作) ※修正が必要
http://de.geocities.com/ulf_jasper/emacs.html
インストール
icalendar.el を作業ディレクトリにコピーし、修正パッチを当てる。
patch -p0 < icalendar.el.diff
修正済みの icalendar.el と zical.el を load-path が通ったディレクトリにコピー。
Calendar, Diary に対して必要なカスタマイズは zical.el のなかに書いてあります。
~/.emacs への追加
(require 'zical)
(setq zical-diary-file "~/zical-diary")
~/diary への追加
#include "~/zical-diary"
使い方
1. ザウルスでZiCalを起動。Startボタンを押し、Waiting for client ... と表示されるまで待つ。
2. Emacs で M-x zical-import-to-diary を実行。URL と保存するファイル名を訊いてくる。そのままでよければ Enter キーを押す。
3. 変換開始。変換エラーが起こったら、エラーを記録したバッファを開くかどうか訊いてくる。
4. 変換が終わったら、M-x calendar でカレンダーを見る。
補足: Calendar の基本操作
今まであんまり使ってなかった…
C-f, C-b, C-n, C-p …カーソル移動
M-{, M-} …月ごとにカーソル移動
C-x <, C-x > …月ごとに横スクロール
d …カーソル位置の diary を表示
数字 d …n日後までの diary を表示
g d …日付を入力して移動
s … diary を全体表示
ちなみに、アーカイブ同梱の icalendar.el.diff は、日付表記のヨーロッパ流 (日 月 年) とアメリカ流 (月 日 年) の対応がきちんととれていないことに対するものです。これがおかしいと diary の表示時にエラーになってしまうので。それ以外にも、繰り返し日程の変換がまだ完全でない (とくに週ごとの繰り返し) という問題もあり、今後の Ulf Jasper さんのバージョンアップに期待しつつ、自分でもできそうなところは手直しして連絡してみるつもりです。
Posted by: noir on 2004年02月25日 23:19Emacs (Meadow) で howm を使い始めたら、ZiCal → zical.el → Calendar/Diary → howm という多段変換もいいけど、ダイレクトに howm に取り込める elisp が欲しくなる。
Posted by: noir on 2004年03月08日 18:49サイン・インを確認しました、 さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)
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