2004年10月06日

ics2csv.rb

ZiCal 関連のものです。

ZiCal 0.2 のエントリに、複数の方から、「Zaurus → iCal」でなく「iCal → Zaurus」がしたいというコメントをいただきました。

SL-Cシリーズに関して言えば、Zaurusのカレンダーへのデータ登録は、yakty さん作の zdbat を使えばできるので、その前処理として、iCalendar 形式のファイルを zdbat 用に加工するための Ruby スクリプトを作ってみました。

http://noir.s7.xrea.com/pub/zaurus/ics2csv.rb

使い方は、

ruby ics2csv.rb 入力ファイル

で、カレントディレクトリに events.csv, todos.csv ができます。

あとは、zdbat を使って、

zdbat datebook -w -c utf8 < events.csv
zdbat todo -w -c utf8 < todos.csv

のようにして Zaurus のカレンダーに取り込めるはずです。

ただ、iCalendar形式データのパースや、ZaurusのPIMデータ形式への読み替えなどはまだいいかげんなもの (とくに繰り返し日程、終日日程) で、zdbat もエラーが出ることがあります。また、何度も実行すると同じデータが重複して登録されてしまいますので、そのへんも改良の余地ありです。

おまけとして、iCalの [カレンダー] メニュー → [公開] を使って送信するデータを受け取り、ファイルに保存するスクリプト icalretriever.rb も作ってみました。

http://noir.s7.xrea.com/pub/zaurus/icalretriever.rb

使い方は、

ruby icalretriever.rb ポート番号 出力ファイル名

で、待ち受け状態になります (Control-C で終了)。iCal の [公開] で http://ザウルスのIPアドレス:ポート番号/ を指定してやると、公開したデータを受信してファイルに保存します。

使い勝手を考えると全く不十分ですが、とりあえず「iCal → Zaurus」もやりようはあるということで……。

Posted by Hiroyuki KUROSAKI at 2004年10月06日 22:39 このエントリーを含むはてなブックマーク
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