昨年末に登場したLinuxザウルス (SL-5000D, SL-5500) 用の Mac OS X USB driver が、先週末、ついに日本版ザウルス (SL-A300, SL-B500, SL-C700) でも動くようになりました。私は自分の持っているA300でしか試していませんが、C700でも動いた事例があるそうです。
上のサイトには、Mac OS Xマシン側のIPアドレスを192.168.129.1にするように書かれていますが、「DHCPサーバを参照」でも問題ありません。というか、そのほうがよいでしょう。
USBケーブルでスッキリと接続したいSL-A300ユーザーとしては、USBドライバの登場は熱烈に待望していたのですが、B500、C700ユーザーの方の反応はイマイチのようです。両機種が標準でCFスロットを持っていること、Mac OS X マシンとIP接続できたところでファイルのやりとりはどうすればいいのか不明なこと、などの理由が大きいのかもしれません。
私はもっぱらsshでファイルをやりとりしていますが、samba接続のほうが、簡単でわかりやすいと思います。以下にやり方を説明します。なお、きむらかずしさんの ザウルスとジャガーがサンバを踊る を参考にしました。
Finder の [移動] メニュー→[サーバへ接続...] (Command-K) を選ぶ。
[アドレス:] に smb://192.168.129.201/home/ と入れ、[接続] ボタンを押す。
SMB/CIFSファイルシステム認証 のユーザ名、パスワードを入力する。ユーザ名は、ザウルスに存在しないユーザ名であれば何でもよい。パスワードも適当でいい。(※セキュリティが甘いと指摘される所以……)
しばらく待っていると、HOME フォルダウィンドウが表示され、デスクトップにもアイコンが表示される。
「ザウルスポッケにねじこんで」( http://www.zaupoke.com/ ) (Marさん、ご紹介ありがとうございます) に、うまくいかないという話が載っていますが、とりあえず成功のポイントとしては、
・OS Xのバージョンは10.2以上
・接続時のユーザー名はzaurusやrootではなく、guest、foo、hogeなど、ザウルスに存在しない名前を使う。正しくパスワード認証させたければ、smb.confの修正、smbpasswdによる暗号化パスワードファイルの作成が必要になる。
といったところでしょうか。
Posted by: noir on 2003年02月07日 13:14*** 要注意 ***
Mac OS Xでsamba共有したドライブにコピーしたファイルが見えなくなるというトラブルが、きむらかずしさんのサイトに載っています。
http://kimux.org/ukulele/2003-02.shtml#d02-1
詳細がわかったらまた追加情報を載せます。
いまつないで確認したところでは、
・「名称未設定」などの日本語のファイル名が ------ になる
・大文字のみのファイル名が小文字に変わる
といった不具合がありました。
Posted by: noir on 2003年02月07日 13:44ザウルスのフォルダからMacにバックアップするぶんには問題ないけれども、Macにあるファイルをザウルスにコピーするにはファイル名に注意が必要ってことになりますかね。ちなみにWindowsマシンの場合、日本語ファイル名は問題ないけれども、大文字(8.3文字)のファイル名が小文字に変わるのは同じでした。
Posted by: noir on 2003年02月08日 23:21関連情報としてリンクを張っておきます。
日本Sambaユーザ会「Mac OS X 10.1 から日本語のファイル/ディレクトリにアクセスできない」
http://www.samba.gr.jp/project/kb/J0/0/59.html
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